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画像生成AIの使い方(入力した画像をもとにする方法など)

BringRitera(リテラ)の画像生成AIは複数社のモデルから選択可能で、かつ各社内の複数のモデルまで選ぶことができるなど、画像生成ツールとしても充実しています。
「GPT Image 1」のモデルにおいては、提供元であるOpenAI社のChatGPTでもできない「変更箇所のマスク指定」までできるようになっています。

ここでは、BringRitera(リテラ)における画像生成AIの基本的な使い方から応用編まで解説します。

画像生成方法の2パターン

BringRitera(リテラ)で画像生成を行う方法は大きくは以下の2パターンあります。

  1. 記事作成時にアイキャッチ画像と見出し画像を生成する
  2. 記事とは関係なく画像や文章で指示を送って画像を生成する

1の記事作成時の画像生成については次のリンク先を参照ください。

見出しごとにイメージ画像または図解を生成する

ここでは2の、記事とは関係なく画像を生成する方法について解説します。

基本的な使い方

まずは「画像生成」メニューを選択すると次の画面が表示されます。
ここでは便宜上、「基本指示エリア」「プロンプト入力エリア」「生成画像表示エリア」とそれぞれのエリアを呼びます。

基本指示エリア

基本指示エリアでは「スタイル」「人物」「縦横比」「背景透過」がそれぞれ選べるようになっています。これらのデフォルト値は「設定」メニューで設定しておくことができます
「スタイル」「人物」はプロンプト入力エリアで文章を入力することでも指定は可能ですが、毎回「日本人」などの指定をするのは手間ですし、忘れてしまいがちです。あらかじめ「設定」でよく使う設定を保存し、必要に応じて変更するという使い方が便利です。

設定メニュー

スタイル

「スタイル」を切り替えると、その時に選んでいるAIモデルごとにサンプル画像が表示されますので、それを参考に選択してください。

「GPT Image 1」の各スタイルサンプル

人物

人物指定を行わないと生成AIはランダムに人種を選定しますので、日本人が良い場合はここか、文章でそのように指定を行わなければいけません。ここで人物指定すると、人物が入りやすい傾向となりますので、人物を入れたくない場合は「人物を入れない」を選択してください。お任せにしたい場合は「指定なし」にしてください。

縦横比

各AIモデル、作成可能なのは「縦長」「正方形」「横長」の3パターンで、「縦長」と「横長」の縦横比はモデルによって異なります。
「GPT Image 1」は縦の長さが他のモデルと比べて大きくなります。

背景透過

「背景透過」は、「GPT Image 1」シリーズでのみ選択が可能で、背景が透明の画像をpngファイルで作成することができます。例えば人物を背景透過指定で作成すると次のような画像が生成されます。

「GPT Image 1」で作成した背景透過画像

プロンプト入力エリア

基本指示エリアでの指定以外の指定を「画像」または「文章」で入力します。画像入力については後述します。
文章による指示内容について、デフォルトで入力された状態にする文言を設定が可能です。「設定」メニューから行ってください。
文章での指定は細かいに越したことはありません。例えば以下のような具合に、細かく指定するほどイメージに近くなるのはもちろん、描画の品質、精度も高まる傾向があります

「近未来の都市、夜景、ネオンライトに照らされた雨の路地、サイバーパンク風」
 → 時代設定・時間帯・テーマ・雰囲気が具体的。

「金髪の女性、赤いドレスを着てフランス風のカフェテラスに座っている、夕暮れ」
 → 人物の特徴、服装、背景、時間帯が網羅されている。

「桜の木の下で本を読む20代後半の夫婦、春の午後、柔らかい光」
 → 時間帯・人物・状況・雰囲気が明確。

「白い背景に置かれたギフトバスケット、ラベンダーの花とアロマオイル入り、癒しをテーマに」
 → 商品写真風のシーンに有効な記述。

「中世の鎧を着た騎士が馬に乗って草原を駆ける、夕陽に照らされている」
 → 時代背景、登場人物、動き、光源が具体的。

人物に関する観点

  1. 性別・年齢:女性/男性/子供/高齢者など
  2. 服装・髪型:ドレス/スーツ/制服、ロングヘア/ショートヘアなど
  3. 表情・感情:微笑んでいる/驚いている/悲しそう など
  4. ポーズ・動き:座っている/歩いている/ジャンプしている など
  5. 職業・キャラクター:医師/学生/剣士/サイボーグ など

背景・環境に関する観点

  1. 場所・シチュエーション:教室/海辺/カフェ/宇宙 など
  2. 季節・天候:春・夏・秋・冬、晴れ/雨/雪/霧 など
  3. 時間帯・光の状態:朝/昼/夕方/夜、逆光/柔らかい光/ネオンライト
  4. 文化・時代設定:中世/未来/昭和レトロ/アジア風/西洋風 など
  5. 現実 or ファンタジー:リアルな現代風/SF/異世界風/アニメ調 など

画風・スタイルに関する観点

  1. アートスタイル:油絵風/水彩風/アニメ風/ピクセルアートなど
  2. 写実度:フォトリアル/イラスト/カートゥーン など
  3. カメラアングル・構図:俯瞰/ローアングル/バストアップ/背景重視
  4. 色彩・雰囲気:明るめ/モノクロ/ビビッドカラー/パステル調/ノスタルジック

特殊なテーマ・象徴性

  1. 感情や概念の表現:自由/孤独/幸福/未来志向/創造性 など
  2. 商品やサービス訴求:清潔感/高級感/ナチュラル志向/リラックス など
  3. 用途の目的:バナー/SNS投稿/商品パッケージ/記事挿絵/アイキャッチなど

以下に抽象的な指示と具体的な指示とで、「GPT Image 1 Medium」と「FLUX1.1 [pro]」でそれぞれ生成した結果を参考までに載せます。

プロンプトGPT Image 1 MediumFLUX1.1 [pro]
お花畑で走り回る少女
お花畑で笑顔で走り回る6歳の日本人少女。お花はコスモスがメインで、遠くの方にはひまわりも見える。髪はくせ毛で緩いカーブを描き、肩のすぐ下ぐらいまであり、風になびいている。雲1つない空で、太陽の光が斜めから差し込んでいる。黄色いワンピースを着ている。

基本指示エリアとプロンプト入力エリアの入力が完了したら、「生成」を押すと画像の生成が開始しますが、その前に「生成」ボタンのすぐ上にあるプルダウンで生成枚数を選択することができます。

生成画像表示エリア

生成された画像は生成画像表示エリアに日時ごとに表示されます。
保存され表示される画像の数はプランによって異なります。詳細はプラン情報を参照ください。上限を超えると、古い画像から削除されますので、必要な画像は事前にダウンロードください。

画像をクリックすると、その画像の詳細情報が開きます。

画像にマウスカーソルを合わせると、チェックボックスと、4つのボタンが表示されます。画像上に表示される4つのボタンは、その画像単体に対しての操作です。チェックボックスにチェックを入れると生成画像表示エリア下部の4つのボタンが押せるようになります。そちらは選択した画像に対しての操作となり、複数画像に対してダウンロードや削除が可能となります。

「変更」ボタンは、その画像をもとにして画像を作成するためのものです。複数の画像をもとにすることも可能です。次の項で詳しく説明します。

画像変更(画像編集)

「GPT Image 1」と「FLUX」は画像入力が可能です。
画像入力とは、インプット情報として文章ではなく画像を用いるということです。つまり、既存の画像の変更(編集)などが可能となります。

画像入力を行うには、プロンプト入力エリアの下部にある「画像入力」をクリックしてファイルを選択するか、プロンプト入力エリアにファイルをドラッグアンドドロップします。

複数の画像を入力する場合、画像入力メニューを用いる場合は1つずつ加えていく必要がありますが、ドラッグアンドドロップの場合は複数をまとめて入力可能です。ただし、現状では複数画像を入力元とできるのは「GPT Image 1」シリーズのみです。

BringRitera(リテラ)で生成した画像の場合は、先述の「変更」ボタンを押す方法もあります。

画像を入力すると、最初の1枚だけ変更箇所を指定するための画面が表示されます。指定する場合はドラッグして変更箇所を塗りつぶした後に「OK」ボタンを押してください。
この指定は「FLUX」の場合は必須で、「GPT Image 1」の場合は行わなくても、文章による指示だけでも可能です。その場合は、塗りつぶしをせずにそのまま「OK」を押してください。

変更箇所の指定が完了したら、変更内容を文章でも入力して「生成」ボタンを押します。

そうすると指定した内容で変更された画像が生成されます。

これと同じことを「GPT Image 1」で行おうとするとコンテンツポリシーにひっかかります。おそらく「GPT Image 1」は、人物が描かれている画像をもとに合成のようなことをしようとするとコンテンツポリシーにひっかかりやすくなります。著作権よりも肖像権や誹謗中傷のようなことのリスクが考えられているかもしれません。

次のように人物でなければ実行してくれます。

作風には著作権がないということからか、「~風に変える」というような指示はうまく機能することが多くなります。

「GPT Image 1」はジブリ風の画像作成をうまく出力するということで、色々な意味で話題となっています。

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