AIブランドレーダー

AIブランドレーダー:AIモードなど生成AIの言及度合いを計測し可視化

リテラ(BringRitera)の「AIブランドレーダー」は、Google検索のAIモードなど生成AIが自社と競合のブランドにどの程度言及しているかを可視化できます。その詳細と使い方についてご紹介します。

計測対象生成AI

計測対象にできる生成AIサービスは以下の5つです。

  • Google検索のAIモード
  • ChatGPT
  • Gemini
  • Claude
  • Perplexity

Google検索のAI Overviewsについては、従来のGoogle検索の画面内のものとなるため、検索順位と共に表示と引用の有無の計測を行う次のリンク先のものです。AIブランドレーダーとは別となりますのでご注意ください。
AI Overviews(AIによる概要/AIO)の計測機能で表示と参照有無の推移を把握

Google検索のAIモードについて

上記生成AIサービスの中でも、AI検索対策(LLMO)の文脈では特に注目したいのがGoogle検索のAIモードです。

現時点、ウェブサイトへの流入元を調べると、ChatGPTやGeminiなどの生成AIからの流入は1%前後です。ただしその数値には、google.comなどGoogleドメインからの流入が含まれません。googleからの流入は実に50%弱を占め、その中にAI OverviewsやGoogleのAIモードが含まれます。

AIモードは2025年5月に英語での正式リリースがあり、2025年9月9日に日本語対応が発表されました。従来のキーワードで検索する方式に慣れ親しんだ人が、今後AIモードを利用する流れが見込まれます。

AIブランドレーダーの概要と使い方

AIブランドレーダーは、「自ブランド名/ドメイン」「競合ブランド名/ドメイン」「プロンプト」を指定し、上記の各生成AIサービスが言及または引用するかどうかを毎日計測し、言及割合を可視化します。

ラベルとして事業領域を入力する

「AIブランドレーダー」>「ブランド追加」の順に押下すると次の画面が表示されます。

ここでは、例えば「ファーストフード」のように、任意の事業領域名を入力します。事業領域名は結果の閲覧時に絞込み条件として用いることができるものであって計測結果には影響はありませんので、ご自分にとって分かりやすい任意の名称にしてください。

ブランド名とドメイン名の指定

次に進むと、自ブランドと競合ブランドを登録するステップとなります。計測は、指定した文字列が生成AIの出力に含まれるかどうかで判定します。1回でも言及されればその計測分は「言及あり」という結果となり、その回の生成AIの出力に複数個所言及があっても結果は変わりません
そのため、言及され得る文言が複数あれば、それらを入力します。

注意点:

  • ドメイン名を入力した場合に、そのドメイン内にある記事が引用されれば「言及あり」となりますので、その記事が引用されることが「言及あり」となるにふさわしいかどうかを見極めたうえでドメインを入力すべきかどうか検討ください。
  • 大文字/小文字と全角/半角は区別せず判定しますので、例えば「BringRitera」と「bringritera」は結果は変わりません。この例では「BringRitera」のみ登録すればよいと言えます。
  • 部分一致で判定されますので、例えば「BringRitera」と「Ritera」の2つ入力は必要ありません。この例では「Ritera」のみ登録します。
  • 入力数が多いと結果の表示が遅くなり得ますので、上記踏まえて必要な分のみを入力ください

「比較競合ブランドを登録」を押下すると次の入力モードになり、複数を続けて入力が可能です。

プロンプトと計測対象生成AIの登録

次に進むと、「計測プロンプト」と「計測生成AI」を入力するモードになります。
プロンプトは「追加」を押すとことで追加され、複数登録が可能です。

消費リテラは「各生成AIの消費リテラ数」×「プロンプトの数」で決まります。
現時点、GeminiとClaudeは計測の工夫が難しくコストが高いため、それがリテラ消費量に反映されています。重要性がリテラ消費量に反映されているわけではありません。

必須とすべきはAIモードで、次点がChatGPTだと考えています。想定される利用シェアの順に並べていますが、消費リテラを鑑みて「AIモード」「ChatGPT」「Perplexity」の3つのみ計測するという組み合わせもおすすめです。

計測結果の閲覧

計測結果は、上部の日付入力欄の範囲に絞られた結果と、当日の結果が表示されます。

利用可能なプランとプラン制限

AIブランドレーダーが利用可能なのはスタンダードプランからで、プランにより以下の違いがあります。

プラン名利用可能な内容
スタンダードプラン自ブランドの登録が可能
プロプラン1つの計測対象に対して競合ブランドを3つまで登録が可能
エンタープライズプラン機能制約なし

リテラの消費

リテラは計測対象の登録時にまず上記に従った数字が引かれ、以降プラン更新時に登録分が引かれます。そのため、上限がその分少なくなります。

SEOに特化したAIライティングツール「BringRitera」